「おらほのことば〜橘正一没後80年〜」


盛岡出身の方言学者・橘正一が39歳で没してから80年を迎えます。
正一はことばと通じて民衆の思想・感情を知り、その歴史を明らかにしたいという思いで、闘病の傍ら全国の方言を研究しました。
日本の方言研究は明治期に一度盛んになり、昭和において再び興隆を見ました。当時からすでに方言の衰退は進み、やがては消え去るのではないかという懸念が強まっていました。それらを今のうちに収集し記録しておかなければ永久にその機会が失われてしまうと、半ば哀惜の念に駆られて多くの方言が編まれたのだと、正一は言います。
全国各地で地方独特の言葉が影をひそめつつありますが、地方の特性・特色が盛んにアピールされる中、そこで使われる言葉ー方言の持つ魅力もあらためて見直されていくはずです。地域に暮らす人々が用いてきた昔ながらの言葉を見つめなおし、言葉の豊かさを感じる機会となれば幸いです。
---展示目録より---



山田は「沿岸方言地区」ですね。
宮古を中心とした沿岸中北部地域では東京式アクセントと体系的によく似てる…など詳しい説明が展示資料目録に書かれています。ぜひご覧下ください。
ネットではこちらからどうぞ。
http://www.library.pref.iwate.jp/ex/oraho/oraho/shouichi01.html
展示期間 4月2日(金)〜4月11日(日)
時間 午前9時〜午後5時
(最終日は午後3時まで)
今月のガラス絵

(千)