3月9日曇り。
今回はⅯ氏とS氏が同行、心強い!
旧参道入口付近でS氏「館だね」。
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「山を削って土をこっち側に流して…」と仰った場所↓
素人目には何がどうなってるのかわかりません。
館【たて】とは…今更ですが簡単に説明すると
「東北地方では、周囲に堀や土塁を巡らした防御施設を持つ遺跡」。
山田町内に数カ所あります。追々紹介していく予定です。
「ここが切通し。上見たら尾根が繋がってるでしょ」
昔、人は戦っていました。
このような狭いところにおびき寄せ、上から石など落としていたのでしょう。
磯石と二つの宝珠印塔があるといわれる二の郭で付近へ。
この辺りかなあ〜と捜すと顔を出した石が一個見えるばかり。
もしや…と落ち葉でフカフカの足元を探ってみましたら出ました。
石が円を描くように並べてありました。
写真ではわかりずらいですね。
そして2基あるという宝珠印塔は
そこから2mほど離れたところにありました。
文字が彫られている石だけが露出しており、辺りを探ったところ全体を見つけることができました。
バラバラになってますね…老木が倒れた時に宝珠印塔も巻き込んだものと思われます。
「納 御所大明神」
「糠森屋佐兵衛 神切丸和助 坂本屋徳○(石碑が欠けているため不明)」
山田町史に記載されていた通り、石と宝珠印塔を見つけることができました。
S氏から館の詳細な説明を聞きつつ帰路についたのでした。
さて、宝珠印塔は二つあったはずです。
「田の浜の小田の御所跡探索その3」につづく!
(千)