豊間根支所では三陸ジオパークの方からジオパークについての説明を聞いたり、東北大学名誉教授の永広昌之先生から三陸の大地の成り立ちについてなどのお話を聞きました。
豊間根川上流部は、ジュラ紀の付加体を見ることができるそうです。付加体とは海洋プレートが大陸プレートに沈みこむときに海洋プレートの上の堆積物がはぎとられて陸側の斜面に付加したもので、プランクトンの死骸などが固まってできた岩石と、珪質泥岩、泥岩が連なってできた地層だそうです。地層のまとまり(ユニット)は3つあり、泥岩にはマンガンノジュールを含んだものもあるんだとか。




実際に豊間根川上流にあるジオサイトに車で向かいます。
11月上旬の豊間根川上流は紅葉がキレイでした


これがジュラ紀付加体。ここユニット2は覆瓦上構造(瓦状に積み重なっている状態)をしているそうです。
触ると簡単にポロッと取れました。思ったより軽かったですが、はるか昔のものだと思うと歴史の重みを感じますね〜


もう少し先に進むと、ユニット3にはマンガンがあるそうでみんなに見せようと斜面を探してくれました。皆さんハラハラしながら見守ります。


残念ながら見つからず、別のところからとってくれました。この黒い塊がマンガンだそうです。触ると手が黒くなりました。

紅葉を堪能しつつ自然の不思議とオモシロさを感じた勉強会でした。

(福)